肩こり
肩こりは、姿勢の乱れや運動不足などが原因で、首の付け根や肩、背中の筋肉がこわばり、重さや疲労感、痛みを感じる状態です。
肩こり自体は病気ではなく、多くの場合「本態性肩こり」と呼ばれています。
肩こりの原因について
肩こりは、筋肉の緊張や血流の悪化が主な原因です。現代では、パソコン作業やスマートフォンの使用が増え、長時間同じ姿勢を続けることが肩こりを起こしやすくしています。ここから、具体的な原因について見ていきましょう。
・長時間のパソコンやスマホの操作で、猫背や前かがみの姿勢が習慣化すると、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなる
・筋肉が常に緊張していると血流が滞り、疲労物質がたまりやすい
・冷えや運動不足も血流の悪化を招き、肩こりを悪化させる
・精神的なストレスが続くと、無意識に肩や首に力が入り、慢性的な肩こりにつながる
・長時間画面を見続けることで目の疲れが首や肩にも影響し、肩こりを引き起こす
・冷房の効いた部屋に長時間いると、肩や首の筋肉が冷えて血行が悪くなる
・歯を無意識に食いしばる癖があると、顎だけでなく首や肩の筋肉も緊張し、肩こりの原因になる
・胃腸の不調や肝臓の働きの低下も肩こりに影響する
なで肩や細身の体型の人、ストレスが多い環境にいる人、デスクワーク中心の人は肩こりになりやすい傾向があります。また、背骨のゆがみや側弯症など姿勢の異常も、筋肉のバランスを崩して肩こりを引き起こします。
さらに、東洋医学では冷えが肩こりの原因になると考えられることもあります。
肩こりの症状について
肩こりは、肩や首の筋肉の緊張や血流の悪化が原因で起こります。軽い違和感から、頭痛やしびれを伴う重度の症状まで幅があります。ここから、肩こりに見られる主な症状について詳しく説明します。
・肩や首に違和感やこりを感じ、重さを伴い、押すと痛みが出る
・鈍い痛みや鋭い痛みがあり、動かすと症状が強まる
・緊張型頭痛や片頭痛を伴うことがある
・血流の悪化により脳への酸素供給が不足すると、めまいを感じる
・強い肩こりが続くと、吐き気や食欲不振を伴う場合もある
・長時間のパソコンやスマホ作業で目の疲れが進むと、肩こりが悪化し、視界がかすむことがある
・首から肩にかけての神経が圧迫されると、腕や手指にしびれが出る(長期化すると頸椎症の可能性も)
・長時間同じ姿勢を続けると、肩や首の可動域が狭くなり、スムーズに動かしにくくなる
肩こりの症状は人によって異なりますが、違和感や痛みを感じたら早めの対処が大切です。ストレッチやマッサージ、姿勢の見直しなどを行うことで、肩こりの改善が期待できます。
当院では、お客様一人ひとりの症状に対応した適切な施術やアドバイスを提供致します。専門的なアプローチを通じて、肩こりのお悩みを解決へと導くお手伝いができれば幸いです。どうぞお気軽にご相談ください。